こんばんは!
病気知らずで健康だけが取り柄の私ですが、先日首の後ろに感染性のしこりができて、痛みに耐えながら処方された抗生剤を飲んでいましたが、ついに表面が破裂して潰瘍になってしまいました。首の真後ろなので自分では見ることができず、その惨状は今日病院で画像を見せてもらって確認しました。なんじゃこれ?もはや自分の首がホラーです。
とまあ、愚痴はこれくらいにして、今日はスティーブン・キングの「シャイニング」を紹介したいと思います。ジャック・ニコルソン主演の映画も有名ですね。大好きな俳優さんですが、怖かったなあ。
コロラドの山の中に建つオーバールックホテルは真冬には零下25度、雪に閉ざされ外界から完全に隔離されます。この閉鎖中のホテルの管理人として雇われ、やってきたのはジャック・トランス、その妻ウェンディと5歳の息子ダニーの3人です。このダニーには不思議な能力があります。ダニーは人の心の中が見えるんですね。そして未来を感じることもできる。キングはそれをシャイニング(日本語訳ではかがやき)と呼びます。そして同じ能力を持つ人間がもう一人登場します。このホテルのコック、ハローランです。ハローランはダニーの能力を見抜き、テレパシーでダニーに話しかけます。ハローランはホテル閉鎖中はフロリダで過ごす予定で、ダニーに一緒にフロリダに行かないか、と誘いますが、ダニーは断ります。ハローランは「もし万一困ったことが起きたら・・・わしをお呼び」と言い残して去ってゆきました。
父親のジャックが抱える問題は、アルコール依存症と、怒りを抑えられない性格です。禁酒してアルコールの問題はいったんコントロールできましたが、激しやすい性格をコントロールすることができず、そのせいで職も失い、なんとかこのホテルの管理人としての職を得て生計を立てることになりました。彼は作家として成功したいと思っていて、このホテル滞在中に戯曲を書きあげる予定です。でもこのホテルは意志を持つホテルでした。そう、このホテルは邪悪な精神に支配されたホテルでした。ホテルの持つ狂気に捕らわれたジャックは、次第に狂っていきます。そして一家は、悲劇の結末へ。というお話です。
本作は1977年に発表されました。キングの長編3作目だそうです。キングのすばらしさは現在でも高評価の作品を連発していることで、私は「ジョイランド」(2013年発表)という作品を年内に読みたいと思っています。読みたいと思った理由は、読み終わったら書きますね。
お休みなさい。2024/11/21