「頬に哀しみを刻め」

こんばんは!
S・A・コスビー「頬に哀しみを刻め」:黒人のアイクと白人のバディ・リー、二人の息子は同性婚をしますが、父親は二人とも息子がゲイであることを受け容れられません。しかし、息子たちがプロの殺し屋らしき手口で銃殺され、アイクとバディ・リーは息子たちを殺した犯人に復讐するべく立ち上がります。その過程で彼らは息子たちに無理解で冷たい仕打ちをし続けたことに激しい自責の念を抱くようになります。文庫の紹介に「父親二人が真相に近づくにつれ、血と暴力が増してゆき・・・」とありましたが、本当にそうなんです。ついに犯人たちはアイクの家族にまで手を出します。アイクの自宅も放火され、さすがのアイクも敗北宣言しそうな勢い。しかし、バディ・リーが終に黒幕を突き止めます。相手はアイクとバディ・リーの孫娘を誘拐していて、事件の鍵を握る女性タンジェリンとの人質交換を要求しています。しかしアイクたちはタンジェリン以外の人物を新たに人質とすることを思いつきます。グッドアイディアなんですよ、これがまた。そしてこの新たな人質なら、タンジェリンを差し出さなくても相手は要求を呑むに違いない。さて、ミステリーはネタバレ厳禁だから書けるのはここまでかなあ。書き過ぎちゃった?闘争の結末は凄いですよ。戦争ですか、これ?


最後にどうでもいいエピソードなんですけど、気に入ったので紹介します。
バディ・リーが隣人女性と世間話をしています。彼女は2番目の夫が死んだときにパンティをはくのを止めたそうです。そのときバディー・リーは「三番目の旦那はあんたがノーパンでも気にしなかったのか」と言いました。なんだかツボにはまっちゃって・・・さて、私が男だったとして妻のノーパンを気にするだろうか?ノーブラは気にすると思うけど。

今までゲームのプロフィール欄に感想を書いていたので、字数が限られ細切れに書いてきたのですが、ここでは字数を気にせずに書けます。今まで書き溜めた在庫もたっぷりあるし、毎晩新しく書くつもりだから、もし読んでくださる方がいれば、どうかご贔屓に。
お休みなさい。2024/6/9